2月にお届けするワイン

Monthly Selection2月にお届けするワイン

Toby Bainbridge
トビー ベインブリッジ

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ラ ダンスーズ
La Danseuse

トビー ベインブリッジは、ロワール地方アンジュ地区でワイン造りをしているイギリス人だ。
高校を卒業後、ヨーロッパ中を巡る旅に出た時に、ボジョレー地方でブドウの収穫に参加した体験から、
その後3年間に渡ってボジョレーに戻っては収穫に携わったと言う。その後、アンジェの農業学校を経て、
ワイン造りに挑戦する事になった。

トビーは、アンジェ地区のナチュラルワインの造り手、ルネ モスなど様々な造り手の元での仕事を掛け持ちしつつ、
2007年に初めて自身のワイン造りをスタート、2012年に独立を果たした。

※今月のピックアップワイン  オンラインテースティング会で使用します

La Danseuse
ラ ダンスーズ

キュヴェ名のLa Danseus eは、フランス語で「踊り子」と言う意味。気楽さとエレガントさの絶妙なバランスを目指したロゼスパークリング。
黒い片岩の上に植えられた平均樹齢50年以上のグロロー ノワール。手摘みで収穫し、ノンフィルター、ノンコラージュ。
グラスファイバーのタンクで発酵熟成。その際少量の亜硫酸を添加している。

味わいはドライな仕上がりで、活き活きとした果実や酸が春の食材にピッタリ寄り添い、ついつい1本空けてしまうほど。
7℃ぐらいから飲み始め、室温でキープしてもよい。お肉系や魚介の前菜類全般に合います!

Les grandes vignes
レ グラン ヴィーニュ 

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Anjou Blanc La Varenne de Combre
アンジュ ブラン ラ ヴァレンヌ ド コンブル

17世紀から代々土地を引き継いできた現当主のジャン=フランソワ ヴァイランは、シュナン ブラン、シャルドネ、
ピノードニス、カベルネ フラン、グロロー等をメインに栽培、2008年からビオディナミに転換した。
きっかけは同じアンジュー地方でビオディナミの大家として君臨しているマルク アンジェリ。
彼のワインに触れていくことで、『よりワインの本質に触れる様なワインを造って行かなければならない』、
『その為にはブドウをより健全にしていく必要があり、それに最も適したアプローチがビオディナミ』と感じたという。

ワインは基本的に酸化防止剤無添加で瓶詰めされているが、それが有りきのワイン造りではなく、その時にワインが持つ
エネルギーや状態、ヴィンテージに応じて、必要があれば酸化防止剤は微量なら入れる事も躊躇わない柔軟な考えを持つ。

Anjou Blanc La Varenne de Combre 2017
アンジュ ブラン ラ ヴァレンヌ ド コンブル

レイヨン川の支流に面した丘の斜面に位置しており、黒い片麻岩が畑全体を覆っている区画。 極々軽くプレスし、
清澄作業を12時間行います。プレスしたジュースを400リットルの古樽とアンフォラで半分づつ12ヶ月熟成させ、
2019年4月に瓶詰め。なおフィルターもかけず、亜硫酸も無添加。
 
輝くような黄金色が特徴。白い花系の香り、オレンジなどの柑橘、リンゴの蜜のような織り交ざったような魅惑的な香り。
トロッとした香りも湧き出てきて、複雑さが増してきます。果実味の中に凛とした酸と塩っぽさを感じさせる太いミネラルが見事。

【 レストランでは1万円前後で提供されるワイン】
【大振りのグラスで時間を掛けて】飲むことをお勧めします。
8℃で飲み始め、その後は室温でキープ。海老や蟹、フルーツを使ったサラダ、フォアグラ、スパイス、
ハチミツを塗ってローストした鴨のローストなどと◎

FERME DE SEPT LUNE
フェルム ド セット リュンヌ

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St Joseph Pleine Lune 2017
サン ジョセフ プラン リュンヌ

この蔵が位置するコート デュ ローヌ北部は、昔から果実作りに適した気候を生かして、斜面でブドウを、平地で桃や杏を栽培しながら、
同時に乳牛などを育てる兼業農家が今でも多く見られる場所。当主のジャン デロブルの家でも祖父から父親の代まで、
ブドウ栽培は農業の一部であり、共同組合にブドウを売っていた。

ジャンは、1979~1981年にボーヌの農業学校で栽培・醸造を学んだ際に、ローヌ地方で自然派栽培の先駆者であるダール エ リボのダールが
同級生だったことが、現在のジャンの栽培方法に影響している。また、当時加盟していた共同組合は、幸いにもブドウ栽培に非常に熱心で、
組合が企画した「ビオディナミ農業」の講演会に参加するうちに「品質を考えると必要不可欠!」と感じ、1997年から「ビオディナミ」を
取り入れてブドウの栽培を行っている。

St Joseph Pleine Lune 2017
サン ジョセフ プラン リュンヌ

「満月」と名付けられたキュヴェ。サン ジョセフのAOCの中でも最も北部に位置する区画で、花崗岩土壌で南向きの斜面に位置する区画。
除梗したブドウをコンクリートタンクで発酵させ、500L樽で12ヶ月間熟成させた後、3〜4ヶ月間タンクに移し、大きな容量の容器内で熟成。

明るめのガーネット色。抜栓したてから香りが開いているのが印象的で、ラズベリーやカシス、ブラックベリーと言った赤と黒の小粒な
果実の香りが真っ先に飛び込んでくる。スミレやバラと言った濃厚な花のフローラルなタッチと、黒胡椒や中東系のエキゾチックなスパイス香が特徴。

【レストランでは1万円前後で提供されるワイン】
仔羊や牛肉のグリエ、豚スペアリブの赤ワイン煮などのお料理と◎12℃ぐらいから飲み始め、飲み切らない場合は冷蔵庫で保管
2日間ぐらいでネガティブな味が出てきますので、開栓後は、早めに飲み来る事をおすすめします。