Selection Juin 2024

Monthly SelectionSelection Juin 2024

Catherine et Pierre Breton 
カトリーヌ&ピエール ブルトン

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Epaule jete Vouvray Sec  2020
エポール・ジュテ・ヴーヴレイ

ボジョレーのナチュラルワインの発信源が『マルセル ラピエール』だとしたら、ロワールの発信源は『カトリーヌ・エ・ピエール・ブルトン』。
奥さんのカトリーヌは今ではナチュラルワインサロンで最大規模にまで成長したディーブブテイユの創設者でもある。
1985 年にはブルグイユ協同組合を辞め、ピエールは自分でワインを造り始めた。1990 年には全ての畑にビオディナミを導入。
これはロワール地方では初めての事。1994年には、これもロワールで初めてのSO2無添加キュヴェを発売。
近年では息子のピエールと娘のフランスがドメーヌに加わり、また少しずつドメーヌが進化しつつある。

EPAULE JETE VOUVRAY SEC  2020
エポール・ジュテ・ヴーヴレイ 

グリーンがかったレモンイエローの色調。レモンやリンゴのフルーティーでフレッシュなアロマが広がります。口に含むと、
柔らかな甘みが感じられる、優しい口当たり。広がりのある酸が熟した果実の風味を引き立てており、親しみやすい調和を生み出しています。
開けて直ぐに楽しめるのも魅力の一つで、ピクニックなどアウトドアにぴったりの1本です。8℃前後から飲み始め、その後室温でキープ。
シャープにさっぱり飲みたい場合は小さい口径のワイングラス、少し果実感を楽しみたい場合は大きめなグラスをチョイスが◎
山羊やフェタチーズ、柑橘を使ったサラダ、鰻の白焼き、焼き魚などと◎

Arnaud Combier 
アルノー コンビエ

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Chiroubles  2019
シルーブル

アルノー・コンビエは、ボーヌのVITIで学んだ後、ドメーヌ・ヴァレットでワイン造りを始めました。
その後、シャブリのコルボワで3年間醸造研修を行う。
1998年に祖父のサン・ヴェランの畑を引き継ぎ、自然なワイン造りを始めました。しかし、長男の死去により畑の管理が困難になり、
マコン地区でのワイン造りを断念した。その後、南フランスに移り、醸造責任者として働きながらワイン造りを続け、
ペズナスでジェフ・カレルと出会い、ネゴシアンや醸造責任者として活躍しました。
2018年には、ドメーヌ・デ・モリエに加わり、ボジョレーで自然なワイン造りを追求しています。
彼の経験と技術は次世代に受け継がれています。

Chiroubles 2019
シルーブル 

ガメイ100%。手摘みで収穫後、コンクリートタンクにて全房発酵。古樽 にて12か月熟成。亜硫酸無添加。フレッシュさと染み入るような旨味。
赤スグリやラズベリーのアロマに甘草やローストナッツのニュアンス。味わいはまろやかで充実している。
梅のような酸味も心地よく繊細なテクスチャー。ほのかなスパイスを伴う長い余韻。少しマメが出やすいワインなので、
10℃前後で飲み始めた後も、出来るだけ冷やし気味が◎
翌日に持ち越す場合には冷蔵庫保管。シャリュキュトリー、キノコマリネ、ローストチキン、
カスレ(鴨や鶏の煮込み)ヴァルサミコ酢煮込みなどと◎グラスは普通サイズ、もしくはブルゴーニュ型で。

Nicolas Delfaud 
二コラ デルフォー

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Macon Verzé 2020 
マコン ヴェルゼ

パリ郊外出身のニコラ・デルフォーは、パリの小さな4つ星ホテルでソムリエと、ストアルーム・マネージャーとして
プロとしてのキャリアをスタートさせ、ワインとガストロノミーへの情熱を確固たるものにする。
2009年、2人の子供を連れてマコンに移住し、農業学校でブドウ栽培とワイン醸造の学位を取得。
その後、マコン地区でナチュラルワインを造っている『シャトー デ ロンテ』で働き、畑仕事、
ワイン造り、瓶詰めまで、生産のすべてを経験する。
2015年の秋、彼が『ヴェルゼ』にある、シャルドネとガメイの畑を4ヘクタール借り、初めて自分のワイン造りが始まった。
彼のブドウ畑は、標高350〜410メートルの東向きの斜面にあり、土着の酵母で発酵させ、ほとんど手を加えずに
シュール・リーで醸造を行うことで、ワインに一体感をもたらす。

Macon Verzé 2020 
マコン ヴェルゼ

シャルドネ100%(樹齢35年) 70%をホーロタンクで12ヶ月間熟成させている。とてもスムーズな口当たりで、洋梨やカリンのような豊かな果実味、
やや塩味を伴ったミネラルと心地よい酸とが、ワインを仕上げている。ボリューム感もありつつ、さっぱりもしている。
12℃前後から飲み始め、その後は室温でキープ、グラスはブルゴーニュ型で。
ワインに少し塩味、苦みがあるので、野菜の天ぷら、モリーユ茸、シャルキュトリー系若鶏や仔牛のクリーム煮、鶏、豚肉のローストなどと合わせて◎