Monthly SelectionSelection Mai 2024
Gabelas
ガブラス
Entres Amis 2021
オントル アミ
『ガブラス』は、ラングドック地方サン・シニアン地区にある家族経営のドメーヌです。現当主、『マチュー バ ルトロン』。
ブドウ畑は砂岩や砂、泥土の混ざった赤色の土壌で 2005 年から有機農業をスタート。
これにより、彼らのテロワールの個性を表現することができる、ワインを造れるようになってきた。
また、羊を飼って いて、循環型農業に取り組んでいる。収穫は手積みで、シラーとグルナッシュに関しては、
除梗を行う前に醸 造所で選果を行い、温度コントロールされたタンクで醸造。発酵期間はだいたい3週間。
その後伝統的なフードルと呼ばれる大樽や、最近流行のアンフォラ等で熟成を施します。
Entr’ Amis 2021
オントル アミ
「Entr’ Amis友達の間に…?」とでも訳すのか…「ともかく気軽に飲んで!」というコンセプトのワイン。
マセラシヨンスミカルボニックしたシラーと、伝統的な手法で造ったグルナッシュ、サンソーをアッサンブラージュすることで、
ワインに軽快さ、奥行き、滑らかさをもたらしている。黒っぽい果実がぎっしり詰まっていて滑らかさスパイシーさジューシーな印象。
お好み焼きなどやハンバーグデミグラスソースなど、コクと甘味があるお料理と◎
12℃前後から飲み始め、その後室温でキープ。グラスは大き目が◎
Terres des Nus
テール デ ニュ
CALANQUE 2022
カランク
デール デ ニュプロヴァンス地方の中でも内陸に位置する『テール デ ニュ』は2016年に初ヴィンテージをリリース。写真家でもあるブルーノは、
自分の畑が持ちたかったが、巨額な投資をすることができなかったため、立ち上げ当初はブドウ畑を借り、出来たブドウを共同組合に持っていくという形でスタート。
自然な手法で造られ、愛情のこもったワインを造りたいという思いを持ち、少しずつ形にして行った結果、いまでは複数の品種を栽培し、
彼が造りたかったワインを造ることができている。人と大地を繋いでくれる、ピュアな液体の生き生きとした表現を、ヴィニュロン(ワインを造る農夫)として、
そしてアーティストとして追及していく。
CALANQUE
カランク 2022
グルナッシュ80%、ロール&ルーサンヌ20%
『カランク』は彼らの家の上を通る急な坂道の名前。プロヴァンスの方言では、『カランク』とは険しい崖を意味する。手摘みで収穫後、グルナッシュは12日間の炭酸ガス浸漬法、白ブドウはダイレクトプレスで発酵させ熟成前にブレンドする。柑橘類、特にオレンジピールの苦みや、スモーキーで香ばしいアロマに、赤果実のなニュアンスも感じられ、滑らかでデリケートな味わい。無濾過、無清澄、SO2は瓶詰め前に 2g/hl添加 。シャルキュトリー系やニース風やチェダチーズを使ったサラダ、タコやイカのマリネ料理と合わせて◎
Zusslin
チュスラン
Muscat BOLLENBERG 2020
ミュスカ ボーレンベルグ
『自然に偏りすぎているアルザスの造り手が多い中で、ナチュラルでありながら、欠陥のないピュアで正確なワインを造っている』。
1691 年にオルシュヴィル村に設立された歴史ある造り手で、1990 年からビオディナミを導入。2000 年からは 13 代目の姉弟、「マリー」と「ジャン ポール」が運営している。
Muscat BOLLENBERG 2020
ミュスカ ボーレンベルグ
ボーレンベルグと呼ばれる、酸化鉄を多く含む南東向きの粘土石灰質土壌で、他の畑より温暖で乾燥する。
この畑のミュスカはアロマティックなだけでなく繊細さも持ち合わせている。伝統的フードル樽で発酵、熟成。天然酵母のみ使用。
熟成もフードル樽で18ヶ月。白桃やライチのような白い果実やお香のような華やかなフレーバー。この造り手にしては珍しく、
ややワインの粘性が高いので、デキャンタもしくは、2つのグラスを使い10回ほど、交互にグラスでデキャンタするのもOK。
このことで酸化が即され一気に華開き、よりアロマティックになり、味わいも深く感じるようになる。
口当たりは滑らかかつホワイトペッパー、ミントのようなスパイシーさもあり癖になる味わい。
タンドリーチキンや、南インド、ちょっとピリ辛なタイ料理などと合わせて◎
グラスは大きい方がベター。14℃ぐらいから飲み始めでその後は室温で◎