Monthly SelectionSelection Sept 2023
Georges Descombes
ジョルジュ デコンブ
Fleurie Vieilles Vignes 2019
フルーリー
今月のピックアップワインです!
9月24日(日)20:30からオンラインワインテースティング開催します!
マルセル ラピエールの1番弟子 モルゴン村で最も標高が高い畑を所有。ブドウはゆっくりと完熟するのを待って収穫され、
『セミ マセラシオン カルボニック(炭酸ガス浸漬法)』で醸造。タンニンと凝縮度の高さは他のモルゴンを圧倒する。
ナチュラルワインの造り手の間でも人気者で「ヌヌス(熊さん)」と呼ばれる「ジョルジュ」。飾らない性格で今でもバイクでパリまでワインの配達も行っている。ワイン醸造学校を卒業後、瓶詰会社で働いていた。その当時、まだ無名だった「マルセル」のワインを瓶詰めした時に人生が変わる。『衝撃だった。今までのワインとは全く違っていた。また飲みたいと思わせる魅力に溢れていた』という。すぐにマルセルの醸造所に通う生活が始まり、彼の傍で働きながら学び、家族から譲り受けた畑でワインを造り始めた。
Fleurie Vieilles Vignes 2019
フルーリー
ガメイ(樹齢60年以上)。表面は花崗岩が風化した砂質だが、地下層は花崗岩の岩盤になっている。収穫後、セメントタンク内で24時間冷却してから発酵開始。破砕はせずにマセラシオン カルボニックさせ発酵は30日間続く。熟成は古い大樽で9ヶ月間。アッサンブラージュ後、更に6ヶ月間寝かせてからボトリング。最もジューシーで素直なキュヴェ。『厳しい環境がブドウ樹を虐める。昼夜の温度差。強い風。痩せた土壌。古樹のブドウは小粒で水分が少ない。ワインは自然と凝縮する』。ヌヌスらしい男性的ワインだが、北向きで冷涼な斜面がもたらす酸がバランスする。ブルゴーニュエリアのワインでいうところの、シャンボール ミュジニーのような華やかさ、瑞々しさを感じるワインで、ピノ ノワールを連想させる。ブルゴーニュ型のグラス、12℃ぐらいから飲み始めると◎豚肉のブドウ(カシスなどでOK)煮、鴨のローストベリー系のソースなど、美味しいお料理と召し上がって頂きたいです!
Marcel Richaud
マルセル リショー
Vin de France Rosé
ヴァン ド フランス ロゼ 2022
コート ド ローヌ地方のナチュラルワインのレジェンドの一人、『マルセル リショー』は1974 年からワイン造りをスタート。1990 年代初めには、南部ローヌ最上の造り手としての地位を築いた。クオリティの向上をさぐり続けた結果、1995 年前後からナチュラルワイン造りを始める。1997年に醸造技術者のヤン・ロエルと出会い意気投合し、ともに仕事をするようになる。「酸化防止剤非使用」の醸造法を学んだヤンの勧めで、全く酸化防止剤を使用せずビン詰めするワインもリリースした。現在は、娘のクレールが中心となり、ドメーヌを盛り上げている。
Vin de France Rosé
ヴァン ド フランス ロゼ 2022
品種:サンソー90%、グルナッシュ10%(ダイレクトプレス)フランボワーズやバラのような香りが漂いとても華やか。 ジューシーな果実が広がりフレッシュ。ブドウに含まれるフルーツ感を最大限にひきだすために冷却醸しを行い、ゆっくりとより繊細なアロマが引き出されている。冷蔵庫温度で飲み始めるのがおススメ。生ハムなどの肉類の前菜類や、グリルした鶏肉や豚肉と相性が◎グラスは白もしくはブルゴーニュ型で。
LÉO DIRRINGER
レオ ディリンジャー
Pinot Noir Rutenberg 2019
ピノ ノワール ウーテンベルク
ストラスブールから南西に50kmに位置するダンバッハ・ラ・ヴィルに、ディリンジャーがある。このワイナリーは4世代にわたって受け継がれており、
現在はまだ20代のレオが運営している。彼は祖父や父から受け継いだ畑で、創意工夫を凝らしワイン造りをしており、3ヴィンテージ目ながら
既に国内外から注目を集めている。所有する畑は有機栽培を実施、セラーでの干渉を最小限にし、畑とブドウの潜在能力を最大限に引き出すことに取り組んでいる。
Pinot Noir – Rutenberg 2019
ピノ・ノワール ウーテンベルク
品種:ピノノワール ヴィエイユ・ヴィーニュ 花崗岩質土壌 全房と一部除梗したブドウを1ヶ月かけて醸造する。一切の化学的添加物は不使用。
19年は良年という事もあり、とてもリッチな果実味、やや硬質で良質なミネラルを持ち複雑な味わい。かつアルコールもやや高めなので、
10℃前後から飲み始めると◎
ブルゴーニュ型のグラス。鴨や鳩など滋味のある食材、「ジョルジュ デコンブ」のワインと被るが、豚のカシス煮や、鴨のローストベリーソース、
デコンブのワインよりややスパイス感があるので、ハッカクなどを使った角煮などもとも◎