Selections Fev 2015

Monthly SelectionSelections Fev 2015

Domaine de Montbourgeau
モンブルジョ
39570 L'Étoile

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L'Étoile chardonnay sous voile 2020 
レトワール シャルドネ スー ヴォワル

希少なジュラワイン
『レトワール(L’Étoile)』

フランス国内でも入手困難なジュラのAOC レトワール は、わずか52haに十数軒のワイナリーが点在する最小規模の産地。

現当主 ニコル・ドゥリオー の祖父ヴィクター・グロが1920年にブドウを植樹し、レトワール最古の造り手のひとりとして歴史を築いた。ニコル自身は1986年からワイン造りに携わり、ジュラ唯一の女性当主として活躍している。

レトワールの地名は、海底だった地層から発掘される星型のヒトデの化石や、5つの丘が星のように広がる地形に由来するとされる。この複雑な丘陵地形により、南西向きの温暖な畑と北東向きの冷涼な畑が混在し、ワインに繊細さと複雑味をもたらす。

土壌は主にジュラ紀石灰質土壌で、シャルドネが主体。一部には青いマール(泥土)土壌があり、サヴァニャンとの相性が良いのも特徴。

L’Étoile chardonnay sous voile 2020 
レトワール シャルドネ スー ヴォワル

 

このワインは石灰土壌の東向き・南向きの畑の区画をアッサンブラージュし、フードル(大樽)で1年、その後500L樽で18ヶ月熟成させることで複雑味を引き出している。ウイヤージュ(補酒)は行わず、産膜酵母が発生する樽としない樽を組み合わせることで、ジュラ特有の強い芳香と個性を生み出している。

味わいはミネラル感があり、ボリュームと複雑性を兼ね備えた魅力的な仕上がり。相性の良いペアリングは、若鶏のクリーム煮、チーズフォンデュ、グラタン、コンテやモンドールなどのチーズ、ナッツ類など。

飲み頃の温度は12℃から始め、室温でゆっくり温度を上げることでバランスの取れた風味を楽しめる。グラスはブルゴーニュ型が最適。

Frédéric Magnien
フレデリック マニャン
21220 Morey-Saint-Denis

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Morey-Saint-Denis Cœur D’Argile 2020 
モレ サンドニ クール ダルジール

フレデリック・マニャンは、ブルゴーニュの畑を熟知し、畑の管理から栽培まで自ら手がけるネゴシアン。ドメーヌと変わらぬ手法で、土壌の個性を最大限に生かしたワイン造りを行っている。AOCの枠にとらわれず、鉄・石・粘土質などの土壌ごとの違いを明確に表記し、ヴィラージュ・ワインでも最低40年の樹齢を条件とするなど、独自の基準を設けている。

また、ビオディナミを導入し、人為的介入を減らす方針を徹底。春の摘芯をやめ、葡萄樹の自然な成長を尊重するなど、自由なスタイルを追求している。さらに、ジャー(アンフォラ)熟成を取り入れ、ワインの凝縮感を高める試みも行っている。

かつては新樽100%の印象が強かったが、近年はよりピュアで洗練されたスタイルへと進化。2008年の困難なヴィンテージを上品に仕上げ、2009年にはその実力を証明した。2012年のベタンヌ・ドゥソーヴでは、ネゴシアン最高評価を獲得し、一流ドメーヌ以上の評価を受けている。フレデリック・マニャンは、これからも革新的なワイン造りを続けていく。

Morey-Saint-Denis Cœur D’Argile 2020 
モレ サンドニ クール ダルジール

ジュヴレ村寄りの Les Herbuottes, Les Chenevery, Clos Solon など10区画の粘土質土壌(Argile)で育つ葡萄を使用。標高250m、樹齢平均35年、収量45hl/haに制限。除梗後5日間のマセラシオンを経て、自然酵母で発酵し、13ヶ月間熟成。

ワインは 濃いガーネット色 を持ち、プラム、黒スグリ、ブラックチェリーの凝縮した果実香が広がる。味わいは豊かな果実味とベリー系の芳香、粘土質由来の落ち着いたトーンが特徴。若いタンニンが感じられるため、3~5年後が飲み頃 だが、今でも十分楽しめる。

ベリー系ソースで仕上げた鴨のロースト、豚や鶏肉の赤ワイン煮込み、酢豚 などがおすすめ。14℃から飲み始め、室温でキープ。グラスはブルゴーニュ型が最適。