Monthly SelectionSelections Nov 2024
故マルセル・ラピエールと奥さんマリー、そしてマルセルの幼馴染であるシャヌデの 3 人で出資して始めたのがシャトー・カンボン。
※現在はアレクサンドラ氏が 加わりオーナーとなっています。モルゴンの南、ベルヴィル・アン・ボジョレーに位置し、花崗岩、
粘土、砂、シルトの混合土壌の土地から軽やかで芳香豊かな スタイルのボジョレーを醸します。
ドメーヌ・マルセル・ラピエールと醸造的にはほぼ変わりませんが、テロワール的に軽やかで伸びのあるカジュアルなスタイル のワインを産みます。
2008年にベルジュラック南部で設立されたシャトーを運営する、自然派ワインに情熱を注ぐ若いカップルです。
彼らの13haの畑は、雑木林や生け垣、池に囲まれた自然豊かな環境で、様々な生き物が共存する中、複合農業を取り入れています。
畑は野生的で、毎年自然から最適な栽培方法を学びつつ、テロワールを最大限に活かした「生きているワイン」を生産。
従来の手法にとらわれず、柔軟なアプローチで高品質なワインを作り出しています。基本的にSO2（亜硫酸塩）は使用せず、必要な場合に限りごく僅かに添加します。
2018年には新プロジェクト「オー・レ・ミュール（Hors les Murs, HLM）」を立ち上げました。これに伴い、レスティニャックの畑を7haに縮小し、意欲ある若手栽培家に畑を委ねる新体制を導入。HLMでは、レスティニャックの指導のもと、若手が栽培した有機ぶどうと厳選した買いぶどうから、すべてカミーユとマチアスがワインを醸造。さらなる進化が期待されています。
メルロ50%、カベルネ・ソーヴィニヨン50%
茶色＆青泥炭土土壌のぶどうを品種ごとに全房で2週間醸し後、セメントタンクで18か月熟成、コラージュ/フィルター掛けず僅かな亜硫酸を加え瓶詰め。’19は夏暑く乾燥し、高品質なぶどうが収穫できたよい年。
仄かに茶色味掛かった淡いルビー色。ダークチェリーの果実風味でちょっとナッティな香り。とても軽やかな口当たりでそれぞれの要素が溶け合った、まるでメルヘンの世界に入った様な味わい。ブルゴーニュの様に繊細で薫り高い。 新しいフェーズに入ったレスティニャックを感じさせる別次元の味わい。
クリスチャン・ベネデッティ（Christien Benedetti）は、イタリア系ファミリーでローヌ地方のAOC（アペラシオン・ドリジーヌ・コントロール）で
ナチュラルワインを生産する良心的な生産者。現在、34歳の息子ニコラと共に26haの畑を無農薬で栽培し、3haは白、残りは赤のワインを生産している。
品種はすべてローヌのブドウ品種。
ベネデッティ家のワイン作りは、祖父が10haの畑で始めた無農薬栽培からスタート。その後、父の代で2haを残して他のワイナリーで働く道を選ぶが、
クリスチャンはこの2haを再び無農薬に戻し、2001年に自らナチュラルワインの生産を開始。2007年に息子が加わり、徐々に畑を増やしながら
現在の規模に成長した。ワイン造りの責任者はクリスチャン、息子ニコラは畑を守りつつ、2010年からワイン造りにも携わるようになった。
温暖化の影響が農業に及んでいると感じている。クリスチャンは「自然のリズムを壊している」と危機感を持ち、どんなに大変でも
無農薬の栽培を続ける決意をしている。
粘土石灰シラー 100%（手摘み／平均20年ステンレスタンクで熟成 濾過あり・無清澄／瓶詰め2024年2月 除梗後、
セメントタンクでマセラシオンカルボニック 空気圧式圧搾 セメントタンクで3 ヶ月間発酵
（1日2 ～ 3回ルモンタージュ紫の強いガーネット色、ク ランベリーやイチゴ、プラム、レーズンのアロマを感じます。
しっかりと したアタックにたっぷりの果実味、ジューシーな味わいと中程度のタ ンニン、やや高めの酸味が溶け込んだシャープな味わい。
12℃前後から飲み始め、その後は室温で。羊のローストやグリル、クスクスなどの煮込み料理、スパイシーチキンなど、スパイスを使ったお料理と◎
グラスは白ワイングラス～ボルドー型などお好みで。
