Monthly SelectionWine Selections Fév 2024
La Grande Chaume
ラ グランド ショーム
Chablis 2020
シャブリ
ロマン・ブシャールは2005年にドメーヌ・ド・ラ・グランド・ショームと3.38haの畑を取得し、シャブリのテロワールに注目して、
ビオロジックな畑作業を行い、品質向上を目指す。2015年にはドメーヌ・パスカル・ブシャールを相続し、経営上統合した。
畑作業ではテロワールの表現を重視し、ビオディナミなど自然由来の手法を採用している。ブドウは高い熟度で収穫され、厳格な選果の後、
圧搾され、ステンレスタンクへ移された後に低温でデブルバージュの後、区画別に発酵する。発酵と醸造は人為的な干渉は行わず、
SO2の添加は最低限に留め、他の添加物は使用しない。
Chablis
シャブリ 2020
シャルドネ100%(樹齢16年~46年) 丘陵上にあるキンメリッジ階の粘土質石灰土壌、台地上にあるポートランド階の粘土質石灰土壌。ビオディナミ農法で栽培。収穫後、プレスし酵母添加せずにでできる限り干渉しない醸造を実施。ステンレスタンクで澱とともに9ヶ月熟成。密度があり果実味が豊かで飲み心地の良いワイン。脂ののった白身魚のカルパッチョ、青魚系の焼き魚、甲殻類のサラダやグリルなどと◎ 10℃ぐらいから飲み始め、季節によっては軽く冷やして、春、秋冬などは室温でも楽しめる。ブルゴーニュ型グラスが◎
Grange Saint André
サンタンドレ
Grenache des Grès
グルナッシュ・デ・グレ 2019
オリヴィエ・ピション氏は醸造家に転身し、南ローヌとラングドック地方の境にあるスーヴィニャルグ村で2015年にドメーヌを設立。
7Haの所有地でオルガニック農法でブドウを育て、醸造では手を加えずに行われる。全房の状態でブドウをステンレスタンクに入れ、
天然酵母による醸しを3-5日行い、その後数か月熟成させる。無濾過でSO2を添加せずに瓶詰めを行い、豊かな果実味とフレッシュなワインが完成する。
Grenache des Grès
グルナッシュ・デ・グレ 2019
単一畑 グルナッシュ主体、サンソー 全房 天然酵母 SO2 無添加 砂岩や粘土質土壌で育てられた樹齢 45 年のグルナッシュを使用。
ステンレスタンクで、マセラション セミ・カルボニックを行い、SO2の添加と濾過をせずに瓶詰め。ルビー色でスミレやラズベリーのような華やかでフルーティな香り。口に入れると赤果実とマンダリンオレンジのような優しい柑橘類の果実が広がる。またボリュームもしっかりあり、タンニンが余韻に残る。フルーツとタンニンのバランスが素晴らしい。グリルや炭で焼いた赤身肉や野菜やパプリカの肉詰め、肉の煮込みなどの料理◎。タンニンを感じたい時はボルドー型グラス、果実味を感じたい時はブルゴーニュ型がお勧め。12℃ぐらいから16℃で。
Le vent des Jours
レヴォン デ ジュール
Cahors Les Calades 2020
カオール・レ・カラド
マルベックのスペシャリストと呼ばれているローラン・マーレは 、カンヌやクールシュヴェルのホテルでヘッドソムリエのキャリアを積んだ後、
2018 年に故郷のカオールに帰る。ローランは馬の飼育の資格を持つ妻と親友のフランソワ・スドローと一緒に町の上にある台地で土地を購入。
標高 380mのこの土地で8.5Ha のブドウ畑と 30Ha の馬のための牧草地と木材を所有している。Fabien Jouves などの協力のもと、
ナタリーとローランは馬で畑をたがし、有機やビオディナミ農法でブドウを栽培し病気の予防に専念している。
その哲学は醸造にも及び、天然酵母で発酵を行い、アンフォラ、木樽やセメントタンクなどを多様な発酵槽を使用、SO2 はできるだけ添加しない。
Cahors Les Calades 2020
カオール・レ・カラド
品種:マルベック100% 石灰土壌に植えられた樹齢30年マルベック。ブドウの収穫後、全房のブドウと除梗したブドウをミルフィーユ上に重ね、
コンクリートタンクがいっぱいになるまでそれを繰り返すというユニークな発酵方法発酵後に木樽、アンフォラ、ステンレスタンクに分けて9か月熟成させ、
更に瓶内で4か月熟成させる。黒に近い紫色、プラム、チェリーやラズベリーのよう果実の香りに加え、なめし革とタバコのアロマヴェルヴェット
のよう滑らかさとしっかりとしたタンニンを持ち、ミネラル感、少し塩味が感じらる。鴨や仔羊などのお肉料理や、フォワグラとの組み合わせも面白いです。
12℃前後から飲み始め、その後、室温でキープ。縦に長く大きなボルドー型グラスが◎。